最近、この言葉が新聞やテレビ報道で飛び交った。懐かしさと驚きが入り混じって、記事を読みふけった。通常、拾い読みだが、今回だけは精読した。3世代前の航空会社(地上職)の営業では、日常的に使っていたワードだ。一定の売上高を超えた場合に、販促金として還元するものだ。販促金を前提に商品を販売して、その売上高に到達しない場合は、営業担当が頭を抱えていたのだ。かつて、山崎豊子著「沈まぬ太陽」では、KBはキリンビールと称されていた。例えば100万円、50万円、30万円を、大瓶・中瓶・小瓶と言い換えていた裏金を準備し、官僚への接待や賄賂に使っていたというもの。どのように裏金を作ったかは是非とも大作を読んで頂きたい。小説を完読し映画を鑑賞した著者としては、許認可を必須とする企業の苦悩が見えるような気がしたものです。戻って、政治家。長年の慣習だったようで、あ~あとため息がでるだけ。ロッキード事件やリクルート事件になりえるかもしれない。「キックバック」事件と銘打たわれるだろうか。
空港で食した雲呑麺には、「騙された」と食レポシリーズにしたかったが、KBがあまりにも衝撃的だったので、本投稿になったのだ。