
3月になりましたが、東京では雪が降ったり冷たい北風が続いたりと、一瞬春を感じましたが、また冬に逆戻りしたお天気が続いています。体調管理が大変ですね。
前回担当したブログで、カリフォルニアの山火事の話題を取上げましたが、その時は海の向こうの米国の話という感覚でしたが、対岸の火事では済まされないことが起こっています。大船渡の大規模山林火災は、およそ2,900haもの範囲を焼失しており、ここ数日の雪と雨で鎮火の方向にあるようですが、まだまだ予断を許さない状況のようです。避難されている方々、周辺地域の方々の不安は如何ばかりかとお察し致します。
発火の原因等は今後調査をされるのでしょうが、昨今の温暖化や気候変動と言った環境の変化が少なからず影響しているのは、確かなのではないでしょうか。火災発生時の湿度は、20%以下の日が続いていたという報道もあるようです。神経痛持ちの私としては、湿度が低いのはありがたい状態なのですが、それは極めてミクロの話で、マクロには樹木に十分な水分を蓄えられる範囲でなければ、そこに住む人も日常の生活を送ることができない事になります。
これまで日本は自然と共生する事を目指して治山治水に努めてきたはずです。山と海はつながっており、山のめぐみは海にもめぐみをもたらし、人間はそのお裾分けを頂いて、豊かな暮らしを得ていたはずです。しかしながら、昨今は海水温の上昇によって大型化した台風がもたらした大量の雨は豪雨となり、川の氾濫やがけ崩れ等の災害をもたらし、住んでいる人の生活を一瞬にして変えてしまう脅威となってしまった様に感じます。
古来、怖いものとして「地震・雷・火事・親父」という例えがあります。これは、地震・雷=天災、火事=火災(江戸時代は特に)、親父(今はうっとうしい?)=人災と読み替えられそうです。そして、親父=人災=戦災とも考えることができそうです。そういえば、戦争報道で責任ある人達、例えばプーチンやネタニヤフ、トランプ等々が、くそ親父に見えるのは私だけなのでしょうか。
天災は、地震や台風を制御することはできませんが、被害をなくす(防災)・減らす(減災)ための対策を平時に行っておくことは可能です。災害からの復旧・復興を行う際に、現在の気候条件や社会現況、防災技術等を考慮した地域計画の策定が進められ、被害にあわれる方が1人でも少なくなるようよう期待するところです。
世の中的には、3月になり入試も終盤戦に入ってきました。卒業式がこれから多くなります。会社は年度末を控え今期業績の仕上げと来期の事業計画確定で忙しくされている時かと思います。それに伴って、4月から職場や部門で異動の辞令を受け取った方々は、引継ぎや準備に忙しくされているのではないでしょうか。春先の特徴である三寒四温で天候が変化しながら、後半には桜の開花も待たれます。体調管理には十二分に注意して、4月の新年度から新しい環境の中で良いスタートが切れるよう「万事怠りなく」準備を進めて頂ければと思います。