外出中、急に小雨から大雪に変わった。慌てて帰宅して、自宅周辺に融雪剤を撒いた。雪は降り続き、翌朝15cmぐらいに積もっていた。融雪剤は何ら効果なく、雪かきを始めた。人生の先輩が多いご近所さんは誰もいない。真っ白な坂道に、気合を入れて雪をかいた。北国生まれの著者には驚きはないが、みぞれを多く含む雪は重たい。降り積もる雪を観て、「新しき年の初めの初春の今日降る雪のいやしけ吉事」高校で習った万葉集最後の一句を思い出したが、朝からの雪かきは、句の意味合いとは真逆の思いで汗をかいていたたのだ。天声人語には、雪には匂いがある、音がある、五感で感じるのだと、読んだ。2日後、筋肉痛という6感が襲ってきたことも付記したい。路線バスに乗っていると、途中の公園には、雪だるまが3つ仲良く並んでいた。