今年最初の私の投稿となりますので、新年のご挨拶を申し上げます。

昨年夏頃から始まったこのブログですが、毎回お読みいただきありがとうございます。

本年も興味を持っていただけるようなブログとなるように努めますので、引き続きお付き合い頂けますよう、よろしくお願い致します。

 

2024年は、年明け早々から能登地方の地震や羽田での航空機事故等、お屠蘇気分を吹き飛ばすような事が続いて起こりました。2週間が経過した今でも北信越地方では、続く余震等により、避難を余儀なくされている多くの方々には衷心よりお見舞い申し上げます。

 

都内は、お天気も良く比較的あたたかな元日で、近くの神社に初詣でに出かけて、無病息災、家内安全、商売繁盛と盛沢山のお願いをしてきました。人出も例年同様かなと思いました。

 

今回の地震に関しては、様々な点で今後、データに基づいた専門家の調査・分析がなされると思います。素人の私がお話をしてもあまり意味がないのですが、このような天変地異(地震、津波、台風、水害、等)に関しては、日本ははるか昔から多くの経験があり、それぞれの事象を分析して、対策を行ってきています。多分、世界のどの国よりも災害対応のための準備ができている国の一つではないかと思います。

 

アジアや大洋州は地震や暴風雨等による災害が毎年発生していますが、この際に排出される廃棄物を「災害廃棄物」と言いますが、この廃棄物の処理については、我が国は、国、都道府県、市町村での役割や手順、実施方法等がマニュアル化されています。このようなマニュアルが整備されているのは外国では珍しく、日本の環境省の国際協力の一つとして、アジア・大洋州諸国で制度化・マニュアル整備等の支援の一部に関わった事がありました。

 

日本は災害への準備はあるとはいえ、最近起こっている事象は、想定を超える規模であることが多く、インフラやシステム・組織体制の対策だけでは、人命の安全の確保が難しくなってきているように感じます。今回の被災地に限らず日本全国で、過疎化、人口減少、人も地域のインフラも老齢化が進んでおり、特に地方は大きな課題でもあります。このような現状を踏まえて、居住形態や住環境等の生活全般を根本から見直した防災・減災の対策が必要なのではないかと考えます。

 

従来の都市計画は、人口増加による市域の拡大や市街地の集約の高度化等を効率的な街の発展が主な目的でしたが、これからは、合理的な行政サービスの提供と発災から短時間で防災・減災対策を実行に移行し、自助・共助の円滑な展開を可能にする都市計画・防災対策の整備が必要なのでしょう。

 

緊張を要する事態から始まった2024年ですが、皆さまにとって充実した1年となりますように、適度な緊張感を持ちつつ日々鍛錬と努力を続けていきましょう。