2023年にこのブログの投稿をはじめて、夏の話題は「今年の夏は暑い」だったように思います。そして、今年もまた同じことを書こうとしている自分がいます。夏は暑いのがあたりまえなのですが、それにしても年々その暑さの様子が変わってきていると感じています。最高気温や真夏日の連続日数記録の更新等データも「今年も暑いよ」と言っているので、暑いのは自分だけではないと認識しています。

 

天気予報やニュースで報じている最高気温を聞いて、30℃はそれ程暑くはないと感じるようになっています。連日35℃以上、都市によっては40℃超えの報道を見ると、30℃や32℃だと、まだ涼しい方と思ってしまっています。でも私が子供のころ(50年以上前ですが)、夏休みの友という宿題帳があって、毎日気温と天気を書く欄あり、一応、まじめに埋めていました。遠い記憶なので怪しいところもありますが、そのころは28℃~30℃くらいで、30℃超えの日は、夏休みの40日くらいの間に、数日しかなかったような記憶があります。

 

しかしながら、ここ数年は5月後半から30℃以上の日が現れて、7月以降はほぼ連日30℃以上で、体温と同じか体温超えの日が連続することも決して珍しくなくなっており、その現象が、日本列島の北海道から九州・沖縄まで見られるというのは、やはり尋常ではないように思えます。

 

以前と言ってももう25年くらい前になりますが、7月か8月にシンガポールから仕事関連のお客様を、当時勤務していた自社の工場に案内したことがありました。シンガポールはほぼ赤道直下の国で、ほぼ年中夏というところですが、そのお客様をホテルに迎えに行って開口一番、「日本はシンガポールより暑い。シンガポールでは30℃以上にはならないのに、日本の気温は32℃とニュースで言っていた。経験したことのない暑さだ。昨日、日本に着いて、ホテルの周りを歩いていたら頭が痛くなったから早々に戻って、ホテルから一歩も出なかった。」と、お怒りでした。

 

その年の日本は、例年になく暑い夏だったように記憶していますが、既にその頃から暑い夏が始まっていたのでしょう。そして、「暑い夏」が「猛暑の夏」になり「酷暑の夏」では治まらず、最近は「命に危険を及ぼす程の長い酷暑の夏」になってしまいました。

 

そして、気温だけではなく、雨の降り方も熱帯のスコールのような降り方を多く経験するようになりました。短時間にバケツをひっくり返したような雨が降ることが増えています。線状降水帯が発生して、そのような雨の降り方が数時間や数日続くような気候も各地でみられるようになり、日本が所属する気候区は温帯だと学校で教わったのですが、今はそうではないのかもしれないです。

 

自然から得られる農畜産物、動植物の生態系、雨や風や雷等の気象現象とそれらが引き起こす災害の規模や頻度といった様々な事象が、10年前、30年前、50年前と大きく変わっていますが、私たちの生活は、エアコンがなくてはならないものになり、様々な暑さ対策グッズの販売と確実に変化はしていますが、私たちの意識や環境変化の速度にどこまで追いついているのかは定かではありません。

 

「今年の夏は特別暑い」のではなく、この暑さが平均なのだという意識のもとに、生活様式や生産活動など、人間だけでなく生態系全般の中で、現状に適合するように変化をさせていかなければならないのだろうと思います。大変な時代になってしまいました。あまり長生きはしたくないなぁ・・・・。

 

図:「猛暑日・真夏日・夏日の違いは?定義や日数、期間、注意点をわかりやすく解説」tenki.jp