今年も残すところ2週間程になってしまいました。皆さまにとって今年はどのような年だったでしょうか?
今年も、暑くて長い夏で、12月になっても20℃を超える日がある一方で、一転して急に寒い日となる等、お天気は今までとは違ってきています。ただ、気温の変化は変わってきても、日の出と日没の時間は例年通りで、東京では冬至にあたる12月22日の日の出は6:47、日没は16:32だそうです。地球の自転と公転の速度や地軸の傾きは変わっていないという事なのでしょう。
毎年、12月の初めは国連気候変動枠組み条約締約国会議が開催されます。今年は第28回目(COP28)で中東・アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開かれ、12月13日に閉幕しました。この会議の開催地は締約国の持ち回りですが、会議の性格上、「脱石油(化石燃料)をして、再生可能エネルギーを推進する」のがメインテーマの会議を産油国の一つで開催するという、ある意味皮肉、産油国が本気で取組むのか、真意がどこにあるのかなと思います。
開催地のドバイは石油も天然ガスも出ませんが、UAE国内のアブダビは石油を産出します。ドバイは資源がないので観光ビジネスに力を入れており、空港内や市内の建物や乗り物はエアコンが寒いくらいフル稼働で、COP28 も多分、エアコンしっかりの快適な会議場で、脱炭素や気候変動を語るという、悪い冗談にも思えてきます。
この気候変動締約国会議には過去に少しだけ関わった事がありますが、石油や天然ガスを代替する有効かつ安定的なエネルギーや工業原料を見出して、脱石油を議論する必要があると思います。エアコンや通信サーバーを自由に使用できるのも大事ですが、電力の使用を減らす努力も必要でしょう。
ドバイは、以前に環境省の業務で、イランのテヘランに年2~3回、3年間くらい出張していた際の経由地でした。酒が飲めないテヘランに1週間滞在しての帰途、ドバイで成田便出発までの5時間はアルコール注入が必須なのですが、空港内のスタンドバーでは1パイントのビールが\2,000近くと高額なため、ドバイで一旦入国してタクシーで空港に近いアイリッシュバーに直行、3時間程過ごし、出発の2時間前に空港に戻るという事をしておりました。さすがにほろ酔いでドバイの出国審査を受ける際は、止められないか不安でしたが。もし、乗れなかったらテヘランで預けた荷物だけがひとり寂しく成田に帰着することになってしまうところでした。
年末年始のお休みで旅行を計画されている方も多いのかと思います。為替も今週に入って少し円高方向に動いて、旅先で使える金額も少し増えるのかもしれないです。
週明けから寒くなるような予報もあるようです。体調管理には気を付けて風邪をひかないようにしましょう。